2021/11/17
看護部門研修(21年4月~8月)
褥瘡(床ずれ)防止ケアに対する勉強会を、実際の体位変換用枕を使用して行っています。
「苦痛を感じる体位」や「安心して安楽に過ごせる体位」を実際に体験することにより、より実践に近い形で学んでいます。
褥瘡(床ずれ)は「発生させない事」が大前提のため、局所の観察だけではなく、患者さんの全体を捉え個別性を持ったケアができるように心がけています。
おむつの種類やその特徴と正しい使用方法、陰部洗浄についての勉強会を実施しています。
自分たちで実際におむつを着用し、陰部洗浄では疑似便を使いケアの手順を確認します。
体験を通して改めて感染管理を含めた正しい技術と、患者さんにより快適なケアが提供できるよう心掛けています。
患者さまが入院する前、入院時から退院の準備は始まります。
介護調整や家屋調整などの退院に向けての情報を集め、安心して退院後の生活が送れるよう、外来・病棟・退院調整を担当する医療連携部門が協力しています。
今回は新入職者に対し、入退院支援の必要性、退院支援の流れや使用するツール、退院調整担当看護師や医療ソーシャルワーカーの役割、退院支援に必要な視点のポイント、介護保険の仕組みについての研修会を行いました。
認知症高齢者とのコミュニケーションは、医療従事者であっても難しく苦手意識のある方もいらっしゃいます。
コミュニケーションがうまく取れると、認知症高齢者の方の自尊心を保ち、ストレスや不安を軽減させることができます。
また、スタッフは言葉や行動の意味を理解することで円滑なコミュニケーションができ、信頼関係を築くことでスタッフ自身のフラストレーションが軽減できるメリットがあります。
高齢者の感覚機能の低下に加え、認知機能の低下した状況下での接し方のポイント、よりよい対応方法についてロールプレイ動画を見ながら参加者全員で意見を出し合い学ぶことができました。
教育体制など活動の詳細につきましては、看護部門の紹介ページをご覧ください。