整形外科

診療方針

日本整形外科学会専門医を中心に東京慈恵会医科大学から派遣されているスタッフで、外来・手術・救急診療にあたっています。骨折などの一般外傷や関節外科などを得意とするスタッフや毎週木曜日には手の外科医専門医の資格を持つ医師もおり、幅広い疾患に対応できる体制を整え、患者さまにとってより良い医療の提供と迅速な対応を心掛けております。
さらに、地域包括ケア病棟を有しているため、急性期を超えての比較的長い入院加療も可能となっています。また、慈恵医大を主とした大学病院と連携し、さらに高度な医療を必要とする患者さまには適切な医療機関への紹介も行っておりますので、お気軽にご相談下さい。

主な診療内容

●変形性膝関節症
変形性関節症は女性に多くみられ、高齢者になるほど罹患率は高くなります。主な症状は、膝の痛みや腫れ(水がたまる)です。進行すると膝の伸びや曲がりが悪くなり、正座や階段昇降が困難になり、安静時にも痛みが出ることがあります。原因は関節軟骨の老化によるものが多く、外傷や肥満等も関与しています。
当院では、ヒアルロン酸注射や装具療法などの保存加療から人工膝関節置換術、関節を温存する骨切り術や膝関節鏡を用いた手術等を行っており、患者さまにあった適切な医療を提供しています。また、地域包括ケア病棟があるため、十分な期間の術後入院リハビリテーション加療も可能となっており、“しっかりリハビリしてから帰りたい”などの患者さまやご家族のニーズに応えることができます。
膝の痛みで悩まれている方は、ぜひ当院にご相談してください。お待ちしております。

 

●救急診療・一般外傷
救急車などの急患はもちろんのこと、地域の診療所とも連携し入院や手術が必要な患者さまを24時間体制で積極的に受け入れるように心掛けています。
近年は、骨粗鬆症を背景とした骨折を起こす方も増えており、当院ではそのような患者さまに対し、入院や手術加療、さらに退院後も骨粗鬆症治療含めた包括的な医療を提供しております。

医師紹介

池田 亮IKEDA RYOU

役職 医長
専門領域 膝関節外科
経歴 1999年 東京慈恵会医科大学卒業
2002年 東京慈恵会医科大学整形外科学講座入局
2007年 東京慈恵会医科大学大学院医学研究科博士課程修了
    東京慈恵会医科大学附属青戸病院整形外科診療医員
2009年 東京慈恵会医科大学附属病院整形外科診療医員
2011年 米国シンシナティ大学留学
2014年 東京慈恵会医科大学整形外科学講座助教
2015年 東京慈恵会医科大学整形外科学講座講師などを経て
2022年 東急病院着任
2024年 東京慈恵会医科大学整形外科学講座准教授
資格 日本整形外科学会認定 整形外科専門医・指導医
日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会認定 スポーツ医
日本人工関節学会認定 人工関節専門医
日本整形外科学会認定 ロコモアドバイスドクター

湯川 充人YUKAWA MITSUHITO

役職 診療医長
専門領域 整形外科、上肢の外科(手・肘の骨折外傷)、絞扼性神経障害の手術
経歴 2003年 東京慈恵会医科大学卒業
2005年 東京慈恵会医科大学附属病院研修医修了
2006年 東急病院整形外科派遣
2006年 東京慈恵会医科大学整形外科学講座助手
2011年 新潟手の外科研究所研修
2011年 米国コロンビア大学整形外科手の外科研修
2012年 東京慈恵会医科大学附属病院
2014年 東京慈恵会医科大学附属柏病院整形外科
2016年 東京慈恵会医科大学葛飾医療センター整形外科
2018年 東京慈恵会医科大学附属病院整形外科を経て
2023年1月 東急病院着任
資格 日本整形外科学会認定 整形外科専門医
日本手外科学会認定 専門医・指導医

金澤 明香KANAZAWA HARUKA

役職 医員
専門領域 整形外科一般
経歴 2015年 秋田大学卒業
2018年 東京慈恵会医科大学整形外科学講座入局
2019年 NHO宇都宮病院、富士市立中央病院
2020年 東京慈恵会医科大学附属柏病院、厚木市立病院
2020年 東京慈恵会医科大学附属葛飾医療センター
2023年 社会福祉法人埼玉慈恵会 埼玉慈恵病院
2024年1月 東急病院着任

岡本 靖文OKAMOTO YASUHUMI

役職 医員
専門領域 整形外科一般
経歴 2018年 東京慈恵会医科大学卒業
2018年 東京慈恵会医科大学附属第三病院 
2020年 東京慈恵会医科大学附属病院
2021年 社会福祉法人 聖隷福祉事業団 総合病院 聖隷浜松病院
2022年 富士市立中央病院
2022年 東京慈恵会医科大学附属第三病院
2023年4月 東急病院着任

下方 瑠美SHIMOKATA RUBI

役職 医員
専門領域 整形外科一般
経歴 2021年 東京慈恵会医科大学卒業
2021年 東京慈恵会医科大学附属柏病院
2023年 東京慈恵会医科大学附属病院
2024年1月 東急病院 着任 
 

齋藤 充SAITO MITSURU

役職 非常勤
専門領域 膝関節
経歴 1992年 東京慈恵会医科大学卒業
東京慈恵会医科大学附属病院
国立機構宇都宮病院などを経て
2007年 東急病院着任
現在、東京慈恵会医科大学主任教授
資格 日本整形外科学会認定 整形外科専門医

大森 俊行OMORI TOSHIYUKI

役職 非常勤
専門領域 膝関節
経歴 1998年 広島大学卒業
1998年 広島大学附属病院
 松山赤十字病院
2000年 東京慈恵会医科大学附属病院
2001年 東京慈恵会医科大学附属柏病院
2002年 国立病院機構宇都宮病院などを経て
2008年 東急病院着任
2013年 整形外科医長就任
2022年 東京慈恵会医科大学 助教
資格 日本整形外科学会専門医
日本人工関節学会認定医

木村 正KIMURA TADASHI

役職 非常勤
専門領域 整形外科一般、足部・足関節
経歴 2008年 東京慈恵会医科大学卒業
2011年 東京慈恵会医科大学整形外科学講座 助教
2018年 東京慈恵会医科大学大学院医学研究科博士課程 修了
2018年 東京慈恵会医科大学葛飾医療センター整形外科 助教
2019年 米国ワシントン大学整形外科 留学
2023年 東京慈恵会医科大学整形外科学講座 講師
現在、東京慈恵会医科大学附属病院勤務
資格 日本整形外科学会認定 専門医
日本足の外科学会認定 足の外科認定医
日本整形外科学会認定 スポーツ医
日本整形外科学会認定 リハビリテーション医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター

荒川 翔太郎ARAKAWA SHOUTAROU

役職 非常勤
専門領域 整形外科一般、膝関節外科、骨粗鬆症治療
経歴 2008年 信州大学医学部卒業
2008年 東京慈恵会医科大学附属病院本院 初期研修医
2010年 東京慈恵会医科大学整形外科学講座 入局
2014年 東京慈恵会医科大学大学院医学研究科医学系専攻
2014年 東海大学農学部バイオサイエンス学科留学
2019年 東京慈恵会医科大学附属病院本院
資格 日本整形外科学会認定  整形外科専門医

池上 拓IKEGAMI TAKU

役職 非常勤
専門領域 整形外科一般、脊髄脊椎治療
資格 日本整形外科学会認定  整形外科専門医、脊椎脊髄病医

外来担当表

午前

受付時間
8:30〜10:30

月曜日

  • 齋藤 充

    ※1 ※3

  • 池田 亮

    膝関節

  • 大森 俊行
  • 岡本 靖文

火曜日

  • 池上 拓

    脊椎

  • 湯川 充人

  • 金澤 明香
  • 岡本 靖文

水曜日

  • 池田 亮

    膝関節

  • 湯川 充人

  • 木村 正

    足部・足関節

木曜日

  • 湯川 充人

    ※1

  • 岡本 靖文
  • 下方 瑠美

金曜日

  • 荒川 翔太郎

    膝関節 骨粗鬆症

  • 金澤 明香
  • 下方 瑠美

午後

受付時間
13:00〜15:00

  • 齋藤 充

    ※4

  • 池田 亮

    膝関節

  • 金澤 明香
  • 下方 瑠美
  • 湯川 充人

内は医師の専門分野です。 

整形外科の午後の診療時間は14:00~となっております。
※1:専門も併設
※2:完全予約制
※3:9:00~
※4:予約受付なし

PRP療法について

【PRP療法とは】

PRP (多血小板血漿)療法は、ご自身の血液から、血小板が持つ修復力や炎症を抑える力を利用して、 関節の痛みの軽減や傷んだ部位の修復が期待される再生医療です。
血小板は、血液の中に含まれる細胞の1つで、その働きは、血管が損傷した時に、固まって出血を止めることが知られています。その血小板は、 “成長因子” と呼ばれる物質を含んでいます。成長因子は、周りの細胞の増殖や成長を促進し組織の修復を進める作用などがあります。
PRP療法では、この血小板を濃縮して患部に投与することで、自己治癒の機能を促し、関節炎の症状軽減や痛みの緩和を目指します。保存療法と手術療法の間を取り持つ治療としてPRP療法という選択肢が加わったことで、ご自身の状況や状態に合わせた治療方法がより選択しやすくなってきています。なお、PRP療法は保険適用外(自費診療)です。そのため費用は全額自費負担となります。
当院では、膝を中心とした関節の痛みを抱える方の治療選択の1つとして、2022年2月よりPRP療法を導入いたしました。ご興味のある方は是非ご相談ください。

【PRP療法の流れ】

①患者さん自身の血液を採血する。
②血液を遠心分離機にかけて、PRPを抽出する。
③患部に注射する。

【PRP療法の費用について】

PRP療法を受ける際にかかる費用は220,000円(税込)です。
再生医療であるPRP療法は、現在のところ保険診療の適応外であるため自費診療扱いとなります。
PRP療法に関する医療費は、確定申告における医療費控除の対象となる場合があります。
発行された領収書は確定申告まで大切に保管しておいてください。
領収書の再発行は致しかねますのでご注意ください。

【当院で使用しているPRP精製キットについて】

一概にPRPといっても、遠心条件や白血球含有の有無等で性質は異なり、その精製キットの値段によってPRP療法自体の金額も変わってくるのが現状です。当院では、ジョンソン・エンド・ジョンソンが販売しているPEAKという日本では2019年3月に薬事承認を取得し2022年1月より市場に普及した器機を使用しております。
この器械の特徴は、血液中の血小板をあまり壊さずに回収でき、血小板の濃縮率が高いPRPが調整できる、という点です。
また、短時間で調整ができるため、その場で治療をすることが可能です。

お問い合わせ

受付時間:平日 8:45~17:00
相談窓口:管理部 運営推進担当

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